Ｄｏｇ　Ａｒｏｍａ　プチグレインの日記

新型コロナウイルス拡大防止のための緊急事態宣言は解除されましたが、未だに県境を越えての移動は自粛ということになっています。
普段から、ほぼ引きこもりのような生活なので、遠出出来ないのは、さほど苦ではないのですが・・・

そんな私でも、やっぱりちょっとウツウツしちゃったりします。
行動的な方は、耐えられないくらい辛いだろうなぁって思います。

こんな時こそ、旅に関する本を読んで、旅行の気分だけでも味わうのもいいかもって思います。
たまたま、図書館で順番が回ってきて、立て続けに２冊も読めたので、皆さんにもお勧めしたいです。

まず、１冊目。
アイドルグループnewsの一員としても活躍中の加藤シゲアキさんの「できることならスティードで」です。
作家としても作品が映画化されるなど売れっ子さんでもある加藤さんの初のエッセイ集です。
国内から海外まで、旅行先に関するエッセイや、書き下ろしの短編小説もある盛沢山な１冊です。
エッセイの中に昨年亡くなられたジャニー喜多川さんのことも書かれていて、切ない気持ちになりました。
ジャニーさんが育てたたくさんの子供たち（タレントさんたち）は、それぞれみんな一人ずつジャニーさんとの思い出があって、思いがあるんだろうと感じました。

海外旅行はまだまだ無理かな？と思いますが、国内旅行はもう暫く我慢すれば行ける日も来るのでは？と思います。
そんな時の参考にもなる気がします。

余談ですが、スティードって何だろう？って思っていたら、HONDAのバイクの名前だそうです。



続いて、人気作家　小川糸さんの「旅ごはん」です。
小川さんの作品は、小説もエッセイもほのぼのと暖かくて好きで、読ませてもらっています。

ドイツに住んでいる（いた？）こともあって、ヨーロッパのお話が多いです。

リトアニアとかラトビアとかエストニアとか、地理が超苦手な私には、どこにあるかも分からない国なのですが、
小川さんの紹介する景色や人となり、そして何より美味しそうな料理の文章を読んでいると、不思議と身近に感じられます。
飛行機が苦手なので、多分、この先も行くことはないだろうけど。。。（苦笑）

とびきりのご馳走ではなくて、その国の人々が普段食べているような食事を紹介してくれているのが、また素敵です。
中には、味の想像がつかないなって料理もあるのですが、どれも何故だか美味しそうに感じます。
小川さんの文章力と、食いしん坊なところのおかげでしょうね。

心地良い旅行気分が味わえると思います。