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「朝が来る」を、読みました。

カテゴリー │読書



直木賞作家であり、売れっ子作家さんである辻村深月さんの「朝が来る」を、読みました。
と言うか、ようやく借りられて、読むことが出来ました。

本屋大賞を受賞された作品でもありますし、映画化された「ツナグ」を始め、どの作品を読んでも外れなしの作家さんなので、あえて内容は全然予備知識なしで読みました。

養子縁組の話、不妊治療の話、若い世代の望まない妊娠の話。
どれも、ずしーんと重く考えさせられる内容でした。

うちも子供の居ない夫婦なのですが、この本に出てくるご夫妻のように、不妊治療を頑張ったり、養子縁組を考えたりしたことがありませんでした。
もちろん今の生活も楽しいし、充実しているのですが、この夫婦のような選択肢を選んでいたら、違った人生もあったのだろうなって感じます。
とは言っても、私はこの本に出てくるお母さんのような立派な人格者でないので、とても無理でしょうけど。

妊娠への知識がなかったために、中学生で出産することになった女の子。
家族以外には誰にもバレずに出産を終え、赤ちゃんを養子に出し、以前の生活に戻ろうとするのですが、簡単には行きません。
自分の中で、何かが決定的に変わってしまったんでしょうね。
普通の学生生活を送ることが出来なくて、頑張っているのに、徐々に堕ちていってしまう様子が、可哀想でした。

赤ちゃんの母親となった女性と、この女の子が再会するシーンで終わるのですが、こここからいい方向に向かっていって欲しいと思います。
って、小説の話なのに、妙にリアルに考えてしまいました。





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